イノベーション研究家  柏野健三公式サイト

Executive Summary

Executive Summary

[翻訳]

成長のためのイノベーションと研究戦略

女王陛下の下命によりビジネス・イノベーション
・スキルズ大臣によって議会提出

            2011年12月

                     柏野 健三 訳

Cm 8239
目次

序文
要旨
1 成長のためのイノベーションと研究戦略
2 発見と開発
3 革新的ビジネス
4 知識とイノベーション
5 グローバルな協力
6 ニュー・イノベーション・チャレンジ
結論
実行計画

序文
連合王国は、イノベーションと研究のグローバルな名声を得ている。有名大学と研究施設を含む我々の知識の基盤は、G8の中で最も生産的である。我々は、創意について誇り高き記録を持っている—人命救助医学の創造からインターネットの開発まで。

この戦略は、連合王国の認識された長所に基づいて建てられ、そして我々がビジネスと成長をもたらした民間部門を支える知識基盤といかに協働するかを示している。

我々は既に、高等教育イノベーション基金によって、交替でクラスターに利益をもたらす大学-ビジネス相互活動を毎年支援する1億5000万ポンドとともに、科学及び研究プログラムのために毎年460億ポンドの予算を維持することによって連合王国の知識基盤のために明確に関与してきた。

連合王国の大学は、知識を開発し、商業化するために益々互いに、そして外部組織と協力しつつある。昨年、外部財源から30億ポンドを超える額を確保した。更に進んで、我々は経済成長に関する研究の影響を最大限にすることを意図し、2011年1月以来この目的を支援して基金プロジェクトに別に4億9500万ポンドを委託した。加えて、研究協議会は、研究情報と関連データに資金を提供した研究協議会に対して準備されたアクセスを許す「研究へのゲートウェイ」を基盤とするウェブを開発する。

我々は、射出装置(Catapult)—世界ステージにおいて競争できるイノベーションと研究を商業化する--という名の下で一連の技術及びイノベーションのセンターを開始している。三つのセンター—高価値製造、細胞療法及び沖合の再生可能なエネルギーのための—が承認されている、2013年4月までに設置されるパイプラインにおいて三つ以上を有する。分離して、4億9500万ポンドの特別資本投下の一部として、我々は、連合王国がこれらの科学技術の最前線に留まることができるようグラフィン(graphene)及び高性能コンピュターのために特定目的専用基金を公表した。我々はまた、ローンチパッド計画(Launchpad initiative)によって他の地域へロンドン・テック・シティ(London Tech City)の成功を拡大し、より多くのイノベーション・クラスターの成長を促進する。

我々は、変革する会社の刺激を改善する--特に、中小企業の刺激を。中小企業研究開発税控除の成功した変化を超えて、我々はスマートのための特別資金を含む小企業ビジネス・イノベーションを支援するために7500万ポンドの特別額を投資する。中小企業の研究開発を支援する助成金がこれである。我々は、中小企業が大学及び広範囲にわたる外部知識基盤提供者と関わり合うのを可能とさせる新しいイノベーション・バウチャー・プログラムを』実施し、より多くの中小企業が革新的製品とサービスのための政府の契約を獲得するのを支援する小企業ビジネス研究計画(Small Business Research Initiative)に投資する。加えて我々は、イノベーションを推進するデザインを支援するために資金を増額する。我々はまた、2013年4月から研究開発税控除を「水準を超える」ものにすることによって大会社の研究開発を奨励する。

より広範囲に、我々は海外のイノベーションと研究協力を支援し、ホット・スポット及び高度成長経済に焦点を合わせ、中国及びインドと開始する。特に、我々は連合王国ビジネスによる研究開発を支援する大欧州金融を保証することを優先する。

この戦略は、政府がイノベーションの重要な推進者であるという理解に基づいている。我々は、市場が危機の科学技術や部門においてのみイノベーションを促進することができないとき、介入するために、科学技術戦略委員会のように、独立団体を支援する。より一般的には、我々は不必要な形式主義を除くことによって市場の穀物と協働し、公的部門のデータをより利用できるようにし、イノベーションが必要とされる領域での誘引賞品を管理する基金を設置する。

連立政府は、政府の成長日程の核心にイノベーションと研究を置いている。イノベーションは、競争と高度な生活水準にとってなくてはならない。多くの投資と協力の増進によって、我々は連合王国が前途ある未来をもつことを確かなものとする。

VINCE CABLE DAVID WILLETTS

【要旨】

1. 連合王国は、イノベーションと研究の世界的名声を得ている。連合王国の大学の知力と広範囲な知識の基礎は国民の資産である。特有の研究知力の400の領域にわたる専門的知識の深さと広がりを備え、我々の知識の基礎はG8の中で最も生産的である。連合王国は、最も好意的に引用される論文の14%を生み出し、高等教育機関は毎年対外収入において30億ポンドを生み出している。政府は、研究基盤を維持し、投資の強化と不安定な状態の均衡と応用研究プロジェクトに資金の投下継続に関与している。
2. しかし、イノベーションにおいて我々が直面する挑戦は、他の挑戦と同じく巨大である。一方ではより新しいとはいえ、それらのいくつかは、我々が連合王国の創意と発見を最大限に生かすのを保証するように長年続いている。諸外国は、知識の集合とイノベーションのホットスポットを開発する研究と作業により多くの金を支出している。最先端研究の費用と最近の高度技術過程は以前よりも重要である。欧州資金にはより多くの競争がある。我々は常に技術水準レベルにおいて改善を必要とした。しかし又、最近より高いレベルの技術を求めるOECD連盟から脱落した。
3. グローバルなイノベーション経済において、連合王国は出現する技術の商業化を加速し、これらに連結した価値連鎖を捕えるためにその能力を強化しなければならない。民間部門は常にイノベーションの中心に位置しようとしている。しかし、政府は次の項目によって影響を与える最も可能な環境を有する企業家、資本家、そしてイノベーターを保証するにあたり重要な役割を果たすことができる。
 新しい発見と創意に加えて不安定な研究に投資すること。
 高等教育施設(HEIs)とビジネスの境界面を改善すること。
 研究を商業化する優れた環境を提供すること。

4. 我々は、以下を含む望ましいスタートを切った。
 46億円の使途の限定された科学と研究プログラム資金を維持すること。その多くは基本的研究に向けられる;科学資本プロジェクトのための新しい資金に加えて—e-下部構造のための1億5800万ポンドを含めて、2010年12月以来資本資金の全増加は4億9500万ポンドである。
 我々は、カタパルト(射出装置)・センターとして技術及びイノベーション・センターを名づける;学究的世界とビジネスの架け橋として活動し、高価値の製造業、細胞療法、及び海外の再生エネルギーのような分野における新しい技術の商業化を支援する新しいエリートの全国網。そして
 2012年4月までに中小企業の研究開発税控除(R&D Tax Credit)を175%から225%へ引き上げること。研究開発税控除は連合王国におけるビジネス・イノベーションのための最大の支援プログラムである。中小企業(SME)及び大企業計画によって2009-10年10億ポンドを超える支援を提供している。
5. しかしながら、連合王国は赤字削減と成長促進という双子の挑戦に直面している。我々は、投資に対して制限された資源を持ち、厳格な基準、そして潜在能力を開発し、グローバルな市場において成功するために連合王国の潜在能力(capability)の独立評価を基に出現する技術への投資を優先しなければならない。
6. 我々は又、妨害おりもむしろ政府の政策が以下の内容によって連合王国のイノベーションを刺激することを保証しようとしている:
 公的物資の調達の著しい活用、政府が顧客の役割を引き受けるのを支援すること。中小企業の研究創始における投資の増額;そして
 公的資金に基づく研究の成果として創造された公的データや知識へのアクセスの増加;そして
 イアン・ハーグリブズ(Ian Hargreaves)教授による知的財産の検討におけるすべての勧告を受け入れること。
7. しかし、合衆国、そして成長するBRIICS(ブラジル、ロシア、インド、インドネシア、中国、南アフリカ)経済は、我々がさらに進む必要があることを意味している。この論文は、個人、ビジネス及び公的部門が単独で、或いは連携して変革するのを容易にする一連の措置のあらましを述べている。
8. 我々は、小企業が新しい研究や開発プロジェクトの資金を確保するのがいかに困難であるかを認識する。政府は既に、地域開発庁(Regional Development Agencies)の下にある矛盾した支援を除いた。そして我々は今や小企業のイノベーションを支援するために3年間にわたって7500万ポンドの増額に関与している。この支援パッケージの部として、我々は研究開発助成金(Grant for Research and Development)に代わる人気のあるスマート・ブランドを再び開始し、このプログラムを管理する技術戦略委員会(Technology Strategy Board)への資金を増額する。これは、概念の証明、市場及び試作品開発活動のための資金を提供し、多くの小企業が革新的、技術に基づく製品とサービスを開発するのを可能とさせるであろう。
9. 我々は、競争が調査の質とビジネスのイノベーションを推進するにあたって重要であることを知っている。しかしながら、複合的な提携者の協力が彼らの部分の額よりも多くを加えることができる圧倒的証拠がある。資金の中には協力を促進し、支援する理由がある。研究者とビジネスの間で。政府は、新しいクラスター(集合)を創造できないが,
我々は新しい協力を奨励することができ、クラスターが成長するのを抑止する障害を除くことができる。連合王国高等教育HE資金団体(UK HE funding bodies)と協働し、個別大学及びコンソーシアム(共同体)と意見を交換する研究協議会連合王国(Research Council UK)は、複合施設資金入札の扱いと提出のための原則に基づく枠組みを確立する。
10. 我々は、大学とビジネスの多くの関係を促進する他の方法を探し続けている。サー・ティム・ウィルソンのビジネスに関する検討:大学のリンクはいかにしてこれを実施するかについて勧告するであろう。我々は、以前に大学とより広範囲な知識基盤に従事しなかった中小企業を目的とした新しいイノベーション・バウチャーを実施する。
11. 気候変動、安全及び販売対象人口変化(demographic shift)のような領域におけるグローバルな挑戦は、かつてない規模に基づいている。それらに反応する方法は、工夫とイノベーションの高いレベルを必要とする。我々の目標は、政府がその完全な役割を果たすことである--ビジネス、学究的世界及び大衆と協力して—世界最高のイノベーターと世界最高のイノベーションを提供するために。
12. イノベーションを刺激する一つの方法は、賞と競争によることである。アンサリ・エックス・プライズ(Ansari X Prize)宇宙競争のような一連のイノベーション誘発賞は、これらが特有の挑戦を解決する有用なメカニズムであることを示している。我々は、現行の活動によって十分カバーされない領域における新しい誘引賞を運営し、計画し、そして促進する賞のセンターを設立するためにネスタ(NESTA)と協働する。我々は、10万ポンドの一等賞を共同出資する。我々は同じく、年間25万ポンドを未来の賞を設置するために新しい基金へ拠出する。
【訳注】
Ansai X Prize
NESTA
13. 多量のデータセットは、最大の挑戦、例えば保険における、に関する我々の理解を深める潜在野力を持つ。我々は、既に多くの公的データを開発したが、このデータを利用できるようにするにあたり更に進む必要がある。我々は、公表された研究の利用性を検討し、これを自由に利用できるようにするアクション・プランを開発するために大学と出版社の独立集団を任命した。我々はまた、公開データー研究所を創設する。それは、データをより効率的に使用する意味に関するウェブ技術を開発し、いかにしてこれらを最善に使用し、経済的及び社会的便益のために利用できるようそれらのデータを管理するかについて公的部門に助言を与える。
14. イノベーションと研究は、今や益々国際的活動である。ほとんどのイノベーションは、多様な諸国から生じ、益々重要な役割を演じる高度成長経済とともに多様な地域にいて開発された構成要素や技術を引き入れている。我々は、世界のあちこちで連合王国の専門知識を促進するにあたり積極的役割を果たす政府とともに、国際連携と協力の新しい形を開発し支援する。我々は、連合王国の研究と革新的連合王国のビジネスが2020年の視野(Horizon)に完全に従事することを保証する。合衆国大統領の国家訪問の間に締結された同意に照らして、我々は2012年のオリンピックの開催時にロンドンで英国-合衆国金融イノベーション・シンポジウムを開催する。
15. 連合王国は、研究、技術開発及びイノベーションにおいて世界のリーダーであることを熱望しなければならない。連合王国は、学問の範囲にまたがって基本的及び応用研究を進める我々の知識の基本と能力の中に現在大きな長所を備えている。我々はまた、技術に基づく部門、デザイナーズ及び創造的産業における世界水準のビジネスを持っている。これらは、我々の未来の競争の基盤を構成する国民的資産である。しかしながら、もし我々が我々のビジョンを実現しなければならないとすれば、我々は我々の革新的能力を強化し、イノベーションにおける多額の投資を促進する必要がある。政府は、以下によってこれを実施することに関与している:ビジネスにおける研究とイノベーションを支援すること;高価値のビジネス活動に会社が投資する刺激を提供すること;より開放された統合化されたイノベーション・エコシステムを創造すること;イノベーションに対する障壁を除去すること。我々は既に、これらの目標を実現する措置を取ってきた:この戦略は、未来を確保するために我々が取るステップを開始する。

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